海外生活を終えて日本に帰国したとき、お子様が日本の学校になじめず浮いてしまったり、あれほど頑張っていた英語を急に嫌がったりして悩んだ経験はありませんか。良かれと思って英語を続けさせようとしても、お子様自身が心を閉ざしてしまうと、保護者の方としてもどのように接すればよいのか分からなくなってしまいますよね。

実は、現在TCK Workshopで活躍するプロ講師の中にも、小学生の頃、日本の学校で周囲との違いに悩み、「英語なんて嫌い」と感じるほど苦しい時期を経験したスタッフがいます。今回は、そんな講師自身のリアルな体験談を通して、帰国後のお子様が自分らしく過ごせる環境づくりや、英語との向き合い方についてお伝えします

豊田先生
学習相談員

講師:豊田 鈴

TCK Workshopでトッププロ講師として指導と教育相談を担当しております。幼少期の3年間をアメリカで過ごし、帰国後は日本カリキュラムで学んできました。
講師として、日本カリキュラムの国語と英語、算数・中学数学や、志望校別の英語エッセイ・日本語作文、志望理由書、面接対策を担当しております。またHistory系の科目のサポートをさせていただくこともあります。
これまでの学習や指導の経験を活かし、皆さまの現状をふまえた最適な提案をさせていただきます!些細なことでもかまいません。どうぞお気軽にご相談くださいませ!

    TCK Workshopでは、帰国生特有の葛藤やお悩みをお持ちのご家庭に向けて、一人ひとりの気持ちに寄り添った無料学習相談を行っています。海外経験を持つプロの講師が親身にお話を伺いますので、お子様の学校生活や英語保持についてお困りの方はぜひお気軽にご相談くださいね。

    アメリカからの帰国と、日本の学校で「浮いて」しまった日々

    豊田先生

    アメリカから帰国して地元の小学校に入ったら、本当に帰国生が誰もいなくて見事に浮いちゃったんですよね。「英語喋ってみて!」って周りから珍しがられて、悪気はないんでしょうけどすごく嫌で…。

    満生先生

    悪気がないからこそ断りにくいですし、自分の普通が「変なもの」扱いされるのって、子ども心に相当なストレスですよね。

    幼少期の4歳から7歳までの3年間をアメリカで過ごし、小学校1年生の3学期に日本へ帰国しました。戻ってきた地域は自然豊かで緑が多く、子育てにはとても素晴らしい環境だったのですが、いわゆる帰国生が周囲に一人もいない地域だったのです。

    地元の公立小学校に入ると、すぐに周囲との大きなギャップに直面しました。「あの子、アメリカにいたんだって!」「英語喋れるんでしょ?何か言ってみてよ!」と珍しがられ、見知らぬ視線を一斉に浴びることになったのです。周りのクラスメイトに悪気がないことは分かっていても、自分だけが何か異物のように扱われる感覚は、幼い子どもにとって大きな困惑と戸惑いを生みます。「どうして自分が変わっているって言われなきゃいけないんだろう」というモヤモヤとした疑問が、胸の中に少しずつ溜まっていきました。

    周りの大人や学校から「日本の学校の普通」を押し付けられるたびに、自分の存在を否定されたような気持ちになり、反発心や怒りの感情が強くなっていきました。自分の考えや経験を理解してもらえない悲しさがこじれてしまい、小学5年生になる頃には「クラスのみんななんて大嫌い」と心を閉ざしてしまうほど、すれてしまった状態になってしまったのです。海外での伸びやかな生活から一転して、自分のアイデンティティが浮いてしまう環境に置かれることは、子どもの心に思っている以上の深い傷を残してしまうのですね。

    周りの視線とストレス…泣く泣く英語保持を諦めた小学生時代

    豊田先生

    「英語をキープしなきゃ」と思って通っていた英会話教室で、先生の前で泣きながら「もうやめます」って伝えたんですよね。周りから浮いてしまうストレスと、英語を維持する大変さが重なると、どうしても心が折れちゃう時があるんです。

    帰国後は、せっかく身につけた英語力を維持しようと、英会話教室に通いながら英語の保持に励んでいました。英語資格の取得を目指したり、レベルの高い教材に挑戦したりと、最初は一生懸命頑張っていました。

    しかし、学校では「英語ができること」がアドバンテージになるどころか、周りとの衝突や浮いてしまう原因になっていました。日本で大人になってから英語を学んだ人からすれば、英語ができることは素晴らしい強みであり自慢に見えます。ですが、地元の公立校に通う小学生にとっては、英語ができることで周囲と浮いてしまい、変に目立ってしまうマイナスの要因になりかねません。

    満生先生

    大人目線だと「英語が喋れるなんて最高の武器じゃん!」って思っちゃいますけど、地元の小学生にとっては周りと浮いてしまう原因になっちゃうんですね…。

    「わざわざ時間とリソースを割いてまで英語をキープする意味があるのかな」「周りと違うと思われるのが嫌だな」という思いが膨らみ、英語を維持すること自体が大きな負担になっていきました。そしてついに、英会話教室の先生の前で泣きながら「もうやめたいです」と打ち明け、英語の保持を一度諦める決断をしたのです。環境の後押しや必要性を感じられない状況で英語をキープし続けることは、子どもにとって本当に過酷なことなのですね。

    私立中学への進学で出会った「自分が自分であっていい」環境

    豊田先生

    中学受験を経て帰国生が一定数いる私立中学校に進学したら、一気に世界が変わったんですよ。「自分が自分でいていいんだ」って思える環境に出会えたことで、一度嫌いになりかけた英語もまた楽しく思えるようになったんですよね

    小学校時代に一度は英語保持を諦めてしまったものの、縁あって中学受験に挑戦し、帰国生が定期的に転入してくるような私立中学校へ進学することになりました。特別な帰国生枠での入学ではありませんでしたが、そこには海外経験を持つ生徒や多彩なバックグラウンドを持つ仲間がたくさんいたのです。

    その中学校には、帰国生向けの取り出し授業や、放課後にネイティブの先生と自由におしゃべりできる機会、さらには数日間英語漬けで過ごして最終日にプレゼンテーションを行うプログラムなどが用意されていました。

    そこで初めて、「英語を話しても変な目で見られない」「自分が自分らしくいていいんだ」という安心感を得ることができました。周囲の目が気にならなくなり、自分が持っていた英語という特性をありのままに受け入れられるようになったことで、自然と英語学習に対するモチベーションも復活していったのです。

    満生先生

    居場所が変わるだけでそんなに気持ちが変わるんですね!自分を自然体で受け入れてくれる環境って、本当に大切なんだなぁ。

    一度は嫌いになりかけた英語であっても、自分を肯定してくれる適切な環境と出会うことができれば、本来の輝きを取り戻すことができます。お子様にとって「心が解放される居場所」を見つけてあげることが、何よりも大切なのだと痛感させられるエピソードですね。

    帰国生が英語を嫌いにならず自分らしく伸びるための3つのアプローチ

    豊田先生

    帰国生のお子様が学校で浮いてしまったり、英語が嫌いになってしまったりするのを防ぐには、周りのサポートと環境づくりが本当に大切なんです。TCK Workshopで私たちが大切にしている3つのアプローチを、ぜひ参考にしてみてくださいね。

    1. 英語保持のプレッシャーを減らし「楽しい」「必要」と思える環境づくり

    帰国生のお子様が英語を嫌いになってしまう最大の原因は、「周りから浮いてしまうストレス」と「無理な英語保持のプレッシャー」が重なってしまうことにあります。特に、周囲に帰国生がいない環境では、英語力を維持することが単なる「義務」や「異物扱いの原因」になりがちです。

    これを防ぐためには、まず「英語をキープしなければいけない」という親御さんからのプレッシャーを一度緩めてあげることが大切です。英語を学ぶこと自体が苦痛になってしまっては元も子もありません。それよりも、海外の絵本やアニメ、好きなゲームや音楽などを通じて、「英語を使うと楽しい」「英語で新しい情報を得るのが面白い」と感じられる機会を増やすことが先決です。

    TCK Workshopでは、お子様の興味関心に合わせたマンツーマンレッスンを行っています。単に文法や英検対策を詰め込むのではなく、ネイティブ講師やバイリンガル講師と楽しくコミュニケーションを取りながら、自然な形で英語に触れ続けられる環境を提供しています。お子様が自分から「英語を話したい」「もっと知りたい」と思えるような、心理的安全性の高い居場所を作ってあげることが、持続可能な英語保持の第一歩となります。

    2. 一人ひとりのバックグラウンドに寄り添うメンター的存在の確保

    学校や地域で「帰国生」という自分だけの特性に悩み、浮いてしまったと感じているお子様には、自分の気持ちを理解してくれる「理解者(メンター)」の存在が不可欠です。学校の先生やクラスメイトには相談しづらい悩みでも、同じように海外生活を経験し、日本での適応に苦労した先輩や大人であれば、素直に心を開くことができます。

    親御様から「英語を頑張りなさい」と言われると反発してしまうお子様でも、憧れのバイリンガルのお兄さん・お姉さん的存在からのアドバイスであれば、すんなり受け入れられるケースが非常に多いのです。「自分も昔、日本の学校で浮いちゃって大変だったよ」「でも英語ができるとこんな良いことがあるよ」というリアルな体験談は、お子様の心に深く刺さります。

    TCK Workshopの講師陣は、自身も海外滞在や帰国後のギャップを乗り越えてきた帰国生・バイリンガルが多数在籍しています。ただ勉強を教えるだけでなく、お子様の悩みに親身になって耳を傾け、アイデンティティの葛藤に寄り添うメンターとして伴走します。身近にロールモデルとなる存在がいることで、お子様は自分の海外経験に誇りを持ち、前向きに将来へと歩み出すことができるようになります。

    3. 帰国生の強みを正しく評価し伸ばせる学校選びと学習戦略

    日本の学校教育のなかには、残念ながら帰国生の個性や高い英語力をどのように扱ってよいか分からず、結果として浮いてしまう環境が存在するのも事実です。そのため、中学受験や高校受験のタイミングにおいて、帰国生に対する理解が深く、多様性を尊重してくれる進学先を選ぶことは極めて重要な戦略となります。

    例えば、帰国生向けの取り出し授業が充実している学校や、定期的に海外からの帰国生・留学生を受け入れている学校、探究学習や国際教育に力を入れている学校などは、お子様が「自分らしくいられる場所」になりやすいです。また、帰国生入試の資格を満たしていなくても、一般入試で英語を選択できたり、入学後に手厚い英語サポートを受けられたりする学校も増えています。

    TCK Workshopでは、各国・各地域の帰国生入試情報や学校ごとのカリキュラムの違いを熟知したプロが、ご家庭の状況に合わせた最適な学校選びと学習戦略を提案しています。お子様の英語力や学力レベルだけでなく、性格や適性に合った学校を見極めることで、帰国後のギャップによるつらさを解消し、強みを最大限に伸ばせる未来を一緒に描いていくことができます。

    まとめ

    ・帰国生が少ない環境では、英語ができることが浮いてしまう原因やストレスになりやすい

    ・無理に英語を保持させようとすると、苦手意識や心理的負担が大きくなってしまう

    ・「自分らしくいられる環境」や「理解してくれるメンター」との出会いが自信回復の鍵になる

    ・お子様の個性や海外経験を正しく評価してくれる学校選びと学習戦略が大切

    お子様の英語保持や帰国後の学校適応、中学・高校受験に向けた環境選びで少しでも不安やお悩みがありましたら、どうぞ一人で抱え込まずにTCK Workshopにご相談くださいね。一人ひとりのお気持ちに寄り添い、お子様が自分らしく笑顔で成長できるよう全力でサポートいたします。無料学習相談は随時受け付けておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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