海外で友達ができない ─ イギリス留学で半年間ぼっちだった相談員の話
海外の学校に通い始めたけれど、なかなか周囲と馴染めず友達ができない……そんな悩みを抱えていませんか。華やかな留学生活を思い描いていたのに、いざ現地に行ってみると言葉の壁や文化の違いに圧倒され、一人でポツンと過ごす時間は本当に辛いものです。
実は、TCK Workshopで多くの生徒さんや保護者様の相談に乗っている私自身も、イギリス留学の初期は完全にぼっち状態で苦しい日々を過ごしていました。お子様が現地で孤独を感じているのではないかと心配な保護者様は、どうぞ一人で悩みを抱え込まず、いつでもTCK Workshopの無料学習相談にご連絡くださいね。経験豊富な講師陣がお子様の心のケアから具体的な学校生活・学習のアドバイスまで親身に寄り添ってお答えします。

講師:満生 凌太
TCK Workshopトッププロ講師の満生凌太です。日本生まれ日本育ちで、一般的な中学受験や大学受験を経験したのちイギリスの大学院に入学しました。もともと勉強が苦手な状態から努力や工夫で挽回してきたため、お子様の苦手や理解度に寄り添った指導を得意としております。
現在講師としては国英数を幅広く担当し、中高の帰国生受験や大学受験、各種英語資格や英会話などの授業を受け持っております。
教科を横断して幅広く合格者を出してきた経験から、目標設定からお悩み相談までサポートさせていただけますと幸いです。
渡航直後は完全アウェイ!まさかのトラブルと高い壁

いや〜、留学直後は本当にアウェイすぎて、自分でもどうしていいか分からなかったんですよね(笑)。本当は大学院生用の静かな寮に入るはずだったのに、なぜかイギリス人ピカピカの学部1年生ばかりの賑やかな寮に入れられてしまって……出る時に初めて気づいたくらいです!
楽しみにしていた海外生活がスタートしたものの、私のイギリス留学は想像を超えるハプニングから始まりました。本来であれば留学生や大学院生が多く入る落ち着いた寮に配属されるはずだったのですが、手違いで現地のイギリス人学部1年生しかいない寮に入ることになってしまったのです。
私が到着した頃には、すでに周りの学生同士で仲良しグループが出来上がっていました。廊下を出れば10人以上のイギリス人が楽しそうに会話しているのですが、その中でアジア人は私ただ一人。しかも当時の私の英語力は、IELTSの対策でスピーキングの練習を始めたばかりの段階です。ネイティブの会話のスピードや独特のノリにはとてもついていけず、「アイ……」とカタコトで挨拶するのが精一杯でした。
現地校や海外の学校に転校したばかりのお子様も、まさにこのような完全アウェイの空間に突然放り出されたような感覚を味わっているのかもしれません。周りはすでにコミュニティが出来上がっていて、英語もペラペラ。自分だけが取り残されたような気持ちになり、部屋に閉じこもりたくなってしまうのは自然なことです。

英語だけでなんとかしようとして撃沈した日々

日本にいた頃は、ちょっと面白いことを言って場を和ませるタイプだったんですよ。だからイギリスでもウケを狙おうと思ってスタンドアップコメディを見に通ったりしたんですけど、まあ見事に全滅でしたね。言葉の笑いってハードルが高すぎました(笑)。
友達を作りたい一心で、私は自分なりに色々と試行錯誤を重ねました。日本にいた頃は、面白いことを言って友人関係を築くスタイルが得意だったため、「イギリスでもジョークを言って仲良くなろう!」と考えたのです。
そこで、現地の無料や格安で観られるスタンドアップコメディ劇場に何度も通い、イギリス流のジョークやユーモアを学ぼうと猛勉強しました。しかし、結果は大失敗。ネイティブ独特の間や高度な言語による笑いは、当時の私の英語力では到底太刀打ちできるものではなかったのです。
言葉の力だけで必死に壁を乗り越えようと努力しても、うまくいかないと余計に自信を失ってしまいますよね。実は、同じ時期に渡航した別の日本人留学生は、英語力が私より控えめだったにもかかわらず、大好きなサッカーの話題で初日から現地生と大盛り上がりしていました。言葉そのものを完璧にしようとするよりも、もっと大切なアプローチがあるのだと痛感した出来事でした。
【関連記事】イギリスの学校に留学する方法についてはこちらもご覧ください。
共通の体験と態度が壁を破った!半年後の大きな変化

結局ね、英語で面白いことを言うのは諦めて、誰よりも優しくフレンドリーなヤツになろうって決めたんです(笑)。あとは自分が得意だったドラムを叩いて音楽フェスに参加したら、一気に『一緒にバンドやろうよ!』って友達ができました!
言葉の壁にぶつかった私が最終的に行き着いたのは、「言語以外の部分でアピールする」という戦略でした。高度な英語を話そうとするスイッチを一度オフにして、とにかく誰に対してもニコニコと親しみやすく、親切で良いやつとして振る舞う態度を徹底したのです。
さらに、自分が昔からやっていた「音楽・ドラム」という特技を生かそうと考えました。学内の音楽フェスティバルに自分から申し込み、「ドラムが叩けるよ!」と手を挙げたところ、現地の学生たちから「一緒にバンドをやろう!」と声をかけられ、そこから一気に打ち解けることができたのです。
渡航してからネイティブの本当の友達ができるまでに、結局半年という時間がかかりました。しかし、共通の体験や趣味を通じて一度心が通じ合うと、それまでの孤独が嘘のように学校生活が楽しくなっていったのです。言語の習得にはどうしても時間がかかりますが、共通の体験や親しみやすい態度は、言葉の壁を軽々と越えて絆を深めてくれます。

海外の環境になじみ自信を取り戻すための3つのアプローチ

海外の学校にポツンと飛び込んで毎日頑張っているお子様って、本当にものすごいことを成し遂げているんですよね。僕も大人の留学でこんなに苦労したんですから、小中高生で頑張っている生徒さんたちにはリスペクトしかありません!焦らず一つずつステップを踏んでいきましょうね。
言葉の前に「体験」や「共通の趣味」をフックにする
海外で友達を作る一番の近道は、言葉だけで会話をしようとせず、一緒に何かの体験を共有することです。スポーツが好きな男の子ならサッカーやバスケ、ダンスや演劇、絵画や音楽など、言葉を介さずに互いの魅力を表現できるアクティビティは強力な武器になります。
「英語が上手に話せるようになってから友達を作ろう」と考える必要はまったくありません。まずは自分が好きなことや得意なこと、興味のあるクラブ活動や地域コミュニティに飛び込んでみましょう。一緒に汗を流したり、一つの作品を作ったりする体験を通して自然と会話が生まれ、いつの間にかかけがえのない仲間ができているはずです。保護者様も、お子様が現地で没頭できる趣味やスポーツの環境づくりをぜひサポートしてあげてくださいね。

完璧な英語を目指さず親しみやすい態度を心がける
言葉が通じないと、どうしても身構えてしまい、表情が硬くなったり相手を警戒してしまったりしがちです。しかし、周囲の現地生も「どう接していいか分からない」と戸惑っているケースが少なくありません。
文法や発音の完璧さを求める必要はありません。「いつも笑顔で挨拶をする」「人の話を親身に聞く」「誰にでも親切に接する」といった素直でフレンドリーな態度は、世界中どこへ行っても必ず相手に伝わります。自分から無理に完璧なトークを展開しようとせず、「良いやつポジション」を目指してニコニコと輪に参加するだけでも、周囲の受け止め方は大きく変わっていきます。焦らず自分のペースで、心を開いて接していく姿勢を大切にしましょう。
【関連記事】日本の高校からイギリスの大学に進学したい方についてはこちらもご覧ください。
一人で抱え込まず専門家や第三者のサポートを活用する
海外での孤独感や環境への不適応は、お子様自身の努力不足によるものでは絶対にありません。文化も言語も異なる異世界に飛び込んで毎日を過ごしているだけでも、お子様は本当に素晴らしい頑張りを見せています。だからこそ、うまくいかない時にご家庭の中だけで悩みを抱え込んでしまうのはとても危険です。
現地での生活指導や学習の遅れ、メンタル面のケアについては、海外生・帰国生専門の教育機関や第三者のサポートを積極的に頼るのがおすすめです。客観的なアドバイスや、同じ経験を乗り越えてきた講師からの共感の言葉があるだけで、お子様の心はふっと軽くなります。周りの温かいサポートを受けながら、一歩ずつ現地での居場所を見つけていきましょう。
言葉が思うように通じない時期や、周囲と打ち解けられない期間はとても辛いものですが、それは誰もが通過する成長のプロセスでもあります。焦らずに共通の趣味を見つけたり、身近なアクティビティに参加したりしながら、小さなきっかけを積み重ねていきましょう。海外の環境で懸命に汗を流し、壁を乗り越えようとしているお子様の姿は、それだけで心から尊敬に値する素晴らしい挑戦です。
まとめ
・海外現地校やインター校での環境適応に焦らないためのステップを理解する
・言葉の壁を越える共通の趣味や体験作りを一番のフックにする
・一人で悩まず帰国生・海外生専門の教育機関や第三者のサポートを活用する
TCK Workshopでは、海外在住のお子様や帰国生が抱える生活・学習の悩みに寄り添う「無料学習相談」を随時実施しております。指導経験豊富な講師が丁寧にお話をお伺いしますので、どうぞお気軽にお申し込みください。
